呆丈記

呆れたものがたり

2019-01-01から1年間の記事一覧

呪いの祝詞

昭和から平成に変わった最初の夏、人々は『平成』という実感もまだ薄い中バブルの好景気に酔いしれていた。 サイトウ(仮名)のばあさんも当時は50代前半のベテラン教員として小学校で大人子供関係なく指導にあたっていた。

今週のお題「夏休み」

今週のお題「夏休み」 夏休みは朝早く起きてラジオ体操に行く事が楽しみでした。 ラジオ体操カードが学校から配られて、それを町内会のラジオ体操に参加して印鑑を押してもらい夏休み明けに学校に提出しなければなりませんでした。 開催日の最低半分は参加し…

楽園が地獄に変わるとき

恵まれた環境にいる者はそれがどれだけ幸せなことであるか実感する事はほとんどない。 何事も失ってはじめて気づく楽園・・・・ しかし見えている理想郷にたどり着く事は実に難しいし、たとえ辿り着いたとしてもそれはどこか歪んでいて、そこから理想とどん…

壱萬円の天罰

給料日までちょうど一週間と迫った今週の18日に悲劇は起こった。 財布を幾度となく紛失してから財布自体を持たなくなった私は必要な物があった際にだけ、その都度必要分の金額を自宅から持ち出すという対策を採っていた。 その日はガス代(引き落としではな…

今週のお題「海」

今週のお題「海」 みせのおじさんとケンカして海ににげ込んだアイツも、結局は非業の最期を遂げた。 しかし、がまんにがまんを重ねて耐え抜くのもまた地獄・・・・・ 今から4年まえ、私もそんな毎日に嫌気がさして夏の海にキャンプに出掛けた。 気の合う職場…

天上天下唯我独・損 令和元年 7月第2週

厄引き抽選会景品 一等賞『当て逃げ』 二等賞『体調不良』 三等賞『怪我』 四等賞『肉体疲労』 五等賞『精神的苦痛』 残念賞『いつもの日常』 『お客さん、あんた運がいいよ。今日は抽選器の前を通ったら1回引けるんだよ。』 『1回と言わず何回でもいいよ。…

休日出勤で休日出金

突然の休日出勤に昼飯代捻出のために泣く泣く休日出金。 ATMは容赦なく手数料を徴収する。 蒸し暑い曇り空の昼時に混雑するコンビニの前でかじる菓子パンの味は排気ガスの味がする。 人々は笑顔で歓び店に入る。 人々は笑顔で歓びATMに手間賃を払い出金する…

今週のお題「2019年上半期」

今週のお題「2019年上半期」 2019年も半分が終わりましたが、今年は今のところ『厄週』が少ない印象があります。 そのため【令和】になってからまだ『天上天下唯我独・損』がありません。 単発では高齢者に殺されるかも知れなかった。 rice9999.hatenabl…

精神界王拳

最近ものすごく『うつ』が進行している。 欲しいものを買って、食べたい物を食べて、行きたい所に行って、不自由ない生活をしていても抑えることが出来ない。 たとえ一生涯せいかつに困らないお金があったとしても、そしてあかるい未来が保障されていようと…

今週のお題「わたしの好きな色」

今週のお題「わたしの好きな色」 私のすきな色は『クリアーカラー』です。 クリアーブルー、クリアーグリーン、クリアーレッドなどクリアーな色が好みです。 昔のゲーム機で、限定版『セガサターンスケルトン』やゲームボーイカラースケルトンが流行りました…

栄枯盛衰、盛者必衰

正直者が馬鹿を見る昨今、ひとの事を考えず強引で自己中心的な考えの方が自分の思い通りになり得をする世の中。それを見習うかの如く黒く染まり我先にと金や地位の奪い合いの地獄絵図。その光景にほほえみ地獄絵図ごと火を放ち葬り去るさらなるクソ人間。 目…

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

今週のお題「雨の日の楽しみ方」 あめあめフレフレかあさんが~ じゃのめでおむかいうれしいな~ ピッチピッチチャップチャップ ランランラン~ 先月中頃かあさんは亡くなりました。梅雨が無い北国には代わりに私の空に涙雨が続きました。苛まれた寂寥感を流…

ちょっと不安な事やちょっとこわい事は無理しない

男にとって大事なことは、決断力そして何事にも動じない度胸である。 最近は女性も愛嬌だけではなく、この二点の必要を迫られる場面も時たま見られる。 一方、男も愛嬌を持ち合わせなければ乗り切れない時代となってきている。 しかし無理は禁物、出来ない事…

今週のお題「アイドルをつづる」

今週のお題「アイドルをつづる」 いいですねーアイドル、イケメンや美少女はつらい現実から一時的に逃避させてくれる夢の存在です。 私自身テレビに出ているアイドルはそんなに興味はありませんが、なんにせよ若い女性の歌声は癒しになりますね。(変態くさい…

困リスト2019上期

最近こまったことが溜まってきました。ここで一度、他人目線となり客観的な立場となって冷静に判断し解決へと向かうよう書き出していこうと思います。 特に困っているこの2つの問題を今回は取り上げました。

きこりは国からの補助金ありきで作業する

先日インターネットで『きこりと旅人の話』をはじめて見た。 きこりが一生懸命に木を伐採している横の道を旅人が通り過ぎていきました。 夕方になって旅人が再びきこりが木を伐採していた道を通ると、きこりの伐採作業があまり進んでいません。 旅人がよく見…

高圧送電鉄塔の怪

実家の前に巨大な高圧送電鉄塔が仁王立ちのようにそびえ立っている。遠くの山の上から見れば『ああ・・あの下が我が家だ』と、こどもの頃はよく目印にしたものだ。 この下を線路が通っていて、今では無くなってしまった東京・上野まで行く群青色の夜行列車が…

母親死亡からはじまる絶望の並行世界

あぶくのように生まれて呆気なくきえてゆく ひとのいのちは尊く儚い、それもまた想うがゆえに煙のごとく消える。 残る過去の思い出に思いを馳せてひとは昇華する。

暴走月光仮面

正義の味方はみんなに好かれるもの?なはず。 時としてそれは違う事もある。 正義のあり方も人それぞれ。 間違いではないが正しいかと問われると疑問が残る。

今週のお題「母の日」

今週のお題「母の日」 私の母は今年の2月から、植物人間になりました。 自力では呼吸さえできずに、透析もしております。親戚や自分がお見舞いに行ってもおそらくわかりません。 いわゆるチューブ人間というやつですね。 近所のおばさんは心配を装いながら…

意味無し呆壱

企業の広告塔であるモデルやアイドル、背の高い好青年、容姿端麗の清楚な女性、元気の良い美少女、特定の人にとっては彼ら彼女らにより敷居ははるか高くなる。 また登竜門は固く閉ざされ二度とくぐることはなくなる。

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」 大型連休はいつも通り仕事でした。2日以上の連続した休日は皆無です。 もし10日間休みになったら、ブログをもっと更新したいですね。 でもせっかくの連休にインターネットはもったいないような気がするんですよ。…

怒りやすい人はひつじのショーンを観よう

ひつじのショーンをご存知でしょうか? ショーンと言うひつじとその仲間の羊たち、牧羊犬のビッツアー、牧場の経営者(名前が設定されていなく牧場主と表記される)の日常を描いたイギリスのクレイアニメーションです。 今回注目したいのは、牧場主のおやじ…

今週のお題「平成を振り返る」

今週のお題「平成を振り返る」 平成と言う時代は戦争が無い代わりに、こころも懐も貧しくなったといった印象を受けます。これは明らかに【格差】によるものではないのでしょうか? 昭和の時代も貧富の差はもちろんありましたが、これからのあかるい未来への…

消えた日

小さなわが街からツタヤが消えた。 唯一の本屋さんツタヤが消えた。 撤去された店名看板、雨ざらしで野外に放置されているスチール棚。 くさりで封鎖された無人の駐車場、いつも深夜まで明るかった大通りの光が死んだ。 ゲームも本も砂漠の水のごとく入手困…

今週のお題「新生活おすすめグッズ」

今週のお題「新生活おすすめグッズ」 『春ですね、春と言えば新しい生活の始まりでもあります。そんな新生活にぴったりなオススメなアイテムを今回はご紹介いたします。』なんていう地方ローカルテレビ局でやっているようなジャパネットの二番煎じのテレビシ…

今週のお題「お気に入りの飲み物」

今週のお題「お気に入りの飲み物」 茶色と黄色は雪印コーヒーの色!冷蔵庫を開けるといつもそこにいてくれる安心感。 執筆の際はいつも雪印コーヒーとピーナッツチョコを食べながらパソコンと向かいます。 コーヒーの苦手な私はコーヒー乳飲料しか飲めません…

正論は感情を逆撫でる

日本の国特有とも言ってもよい【本音と建て前】は諸外国にとっては、理解しがたい日本の文化のうちの一つではないか? 場の状況や雰囲気に合わせて遠まわしに本音を含むこれらの文化は日本人にとっても相当厄介であることは間違いない。

牙をむく えびす

温和な物腰にえがおを絶やさない仏のような人も、大魔神の如く豹変し時には牙をむく。 親しき仲にも礼儀ありを忠実に守っていても、むしのいどころはわからぬものだ。

今週のお題「桜」

今週のお題「桜」 桜にはあまりいい思い出はありません。正直言って嫌いだと思います。しかし年中永久凍土のような私のこころに無理やり強引な季節感を演出するには、無くてはならない花なのです。 入学、就職など【桜】ははじまりの印象のある花でもあり、…