呆丈記

呆れたものがたり

明晰夢芝居~第壱拾参幕~巨大ドローン

 最初はおもちゃと思っていた『ドローン』も今や軍事兵器の印象しか無くなりましたね。

日本では首相官邸に謎のドローンが墜落したのが2015年のこと、それから超スピードで法改正からの規制でドローンは事実上日本で死んだも同じ。

 

私は小型ドローンの免許を持っていますが国土交通省と飛行する土地の所有者に許可申請が必要です。

 

何時から何時までどこどこでなんの目的があって飛行するのでというような申請書があったはずです。

 

一時期流行ったユーチューバーなんかが空撮映像を投稿していたのが懐かしく、しかし今は兵士を探す殺人飛行物体です。

 

今回はそんなドローンの未来のような夢を見ました。

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 アジト

 以前同じ職場だった人のいとこに当たる人が、建物の解体業を営んでいてその人の家に元同僚K山さんと一緒に遊びに行ったことがある。

 

いとこ(解体山)さんは車やバイクが好きな我々を通称『アジト』へ連れてってあげるよ。と

喜んで招待してくれた。

 

その『アジト』へ行く前に何人もに連絡して『今、アジトにいるか?』とか『アジトに今日いるのは誰か?』とか『何人アジトにいるか?』とか電話で確認していた。

確認の結果現在、アジトには雇用している従業員が4人いることが判明した。

 

電話が終わるとK山さんが解体山さんに『俺ら行ったら邪魔になるんでない?』と聞くと

解体山さんは『違うんだ人数は多いほうがいいんだ、アジトにいる奴らも喜んでた。』

と聞いてその時はあぁ賑やかなのが好きなのかなぁなんて考えていた。

 

アジトは車を停めるところに困らないし、それにスポーツカーやカスタムしたハイエースとかとにかく車とバイクが大好きな奴らの集まりで、そこで改造や整備、パーツの取り付けもやっているらしい。

 

従業員の中に数名、元自動車整備士がいて資格もあるので『アジト』そのものを自動車やバイクの整備業が出来るくらい設備が揃っている。

 

 

『アジトが見えてきたぞ』その言葉を聞いて私は拍子抜けした。

 

 

私の目に飛び込んできたのは古い廃業した店舗のようなものにしか見えなかった。『アジト』と呼ぶくらいだから山の中やせめて街外れのひっそりとしたところを想像していたので面食らった。人口数千人の『市』にも満たない寂れた街ではあるがその大通りに面している。

『この建物は元洋品店だったんだ』と解体山さんが説明していると、建物の裏から4人の従業員がやってきた。

 

『ヨーさんが煙草吸うって言うからみんなで外で休憩してたんだ』

 

元洋品店のため店の大通り側はガラス張りで、中が丸見えだ。中にはタイヤが外されたバイクと塗装したような車のバンパーとホイールが見える。換気扇の排気口からは塗料のシンナー臭い風が漂っている。

 

『便所貸してくれない?』とK山さんが言うと何故かその場にいる全員で案内してトイレの前でK山さんが終わるまで雑談しながら待っていた。

 

その後は載せ替え予定のホンダのVTECエンジンを見せてもらったりした。

1時間半くらいした時K山さんが『腹減った』と言ったので解体山さんは『定食屋でも行くか?』となったので私はトイレに行きたいと言うと、作業中の人たちも手を止めて全員トイレまで着いてきた。

 

定食屋へ向かっているときK山さんが『整備士いるし設備もあるならあそこでバイク屋やればいいじゃん、建物は借りてるの?』と問い掛けた。

5秒ほど沈黙した後に解体山さんは『あの建物は一応借りている』と言うと、煙草を咥えたK山さんを見てクレと言わんばかりに手を差し出した。

 

煙草を手に渡そうとしたとき『タダで借りてる』と聞いたK山さんは止まった。

 

『タダならくれてもいいだろう、ああでしか使えないボロなんだから』と嘆いた。

解体山さんは『最初はタダでくれるって言っていたんだ』と言うとアジトの成り立ちを語り出した。

 

 

解体山さんの会社にある日一本の電話が入った。『店舗跡を解体してほしい』とのとで、見積もりを取るために会社の担当が現地へ赴いた。

依頼主はこの店舗で長年『洋品店』を営んでいたナリタと名乗る高齢の女性だった。

解体は店舗とその二階の住居と増築した店舗奥の倉庫として使っていた部分だ。

店舗と二階の住居は昭和四十年代の後半にナリタさんが購入した。そして店舗奥の倉庫部分はその5年後くらいに増築された。元の店舗も二十年前にリフォームした。

しかし『洋品店』と聞いていたのに店の中はすでに現在のアジトとして使っている状態になっていたらしく、タイヤを組み替える機械なども元々ここにあったものらしい。

営業担当は『洋品店されてたんですよね?』とナリタさんに再度伺ったところ『洋品店は十年ほど前にご主人が亡くなられた際にすでに廃業していたこと、その後貸してほしいと格安で貸したところ現在のアジトのようになった』らしく我々の前にアジトとして使っていた者がいたようだった。この話を聞いた社長の解体山さんはナリタさんに『建物は修繕されてるし、不動産会社紹介するので賃貸として貸してみてはどうでしょう?』と提案した。

 

ナリタさんは『そしたらアンタらにやるわ、好きなように使っていい、そんかわりアンタらが責任持って解体するんじゃぞ』

 

こうしてアジトはできたのだが、ナリタさんから忠告がひとつあった。

 

『必ず建物の同じ空間には4人はいること』

 

意味はわからないが、以前の借り主はこれが守れなくて逃げるように出て行ったようだ。

『4人いないとどうなるんですか?』と聞くと『前に借りたのも信じなかった、どうなるか自分らで確かめれば意味わかるっつてよ』とそれ以上は言わなかったけど。

 

『幸いなことにうちには車やバイク好きがわんさかいるから、仕事終わりや休日も4人以上集まることができる』

 

『破ったことないの?その約束を』

 

解体山さんはゆっくりとK山さんの方を見ると『それがあるんだな』

『最初のうちはビビって気にしていたんだけど、人って言うのは危機感なくなっちまうのよ。買い出し行ってうっかり3人だけになった時が一度だけあった。そのうちのひとりが見ちゃったようで』

 

『アジトへはそれ以来来なくなったよ』

 

『トイレから出たら見えないくらい顔面から真っ黒い煙がモクモク出た女がいたくらいなんだけどね』

 

いい事なかった憎たードーナツ

ドーナツの穴の真ん中は普段は見えなくて、何も無い。しかしある時ふと稀に現れる。

見えなかったものが見える時、それが核心であればあるほど価値がありまた近づかざるおえない。

 

金曜の雨の昼下がり、晩飯にはまだ時が早かろう時刻のことだった。

考え事をしていて看板にぶつかった。看板は倒れそうになったので、私は慌ててその看板を掴み元の位置に戻した。

 

看板には『飲食出来ます』と共に『炒飯』や『飲茶』のメニューが記載されている。

 

覚えているのはここまでで、気がつくと私は盆とトングを持っていてドーナツが3つも載っているではないか!

 

戻すわけにはいかず会計に行こうとするが、20代前半くらいのえなりに似た若い店員が掃除していて退ける気配が無いので客席へ迂回してレジへ行くと、掃除していて通路を塞いでいた奴が走ってきて『お持ち帰りですか?店内ですか?』とめんどくさそうに言った。

 

店内で食べて行く旨伝えた時に若いえなり店員はものすごく嫌な顔をした。カフェオレが目に付いたので『カフェオレホットもお願いします。』と言うとめんどくさそうにしてた『えなり』くんが何故か急に『カフェオレですね、かしこまりました』とハキハキと元気になった。

 

そして『アイスカフェオレがおひとつぅ〜』と言ったので、『ホットの方ね』と言い直すと『すみませんアイスじゃだめですか?』とショボン(・ω・`)として聞いてきた。

私は勝手にレジを打ち間違えたのだろうと思い、『じゃあアイスカフェオレでいいよ』と言うとまた若いえなりくんは『すみませんありがとうございます』とハキハキとニコニコに戻った。

 

その後、カフェオレを飲みながらドーナツを食べていたら2個食べ終わったときに、カフェオレが無くなったのでコップを持って行くと、店員が柳原可奈子に似たおねぇちゃんに代わっていて、『カフェオレおかわりしたいのですけど』と言うと『アイスカフェオレのおかわりはやってないんですよ』と言われた。

 

『店員さんにホットと伝えたのにアイスじゃだめですか?と言われて変更したのに?』と伝えると、かなり驚いた様子で『ちよっとお待ちください』と言って引っ込んでいった。

 

すぐにさっきの『えなり』くんと思われるバカ笑いが聞こえてきた『アッハッハッハハッハハハービャー』バンバンと叩く音も聞こえてきた。

柳原可奈子似の『どうすんの?知らないよもぅ』と怒っている声も聞こえている。

 

私はこの時にデブのおっさんがカフェオレをおかわり前提で注文しているとえなりくんが予測して、おかわりの出来ない『アイスカフェオレ』に強引に変更させたと理解した。

弁明のために書きますが、当日は雨が降っていて気温が二十度ほどと低くかったためと、おかわりは氷が多すぎてカフェオレの量が少なかったため(これでホットもアイスも同料金ならアイスは相当損する)しかし結果的にえなりくんの思惑通りになった。

 

困惑してお詫びする柳原可奈子似のおねえちゃんがただただ気の毒になった。

 

 

ドーナツの穴の真ん中は普段は見えなくて、何も無い。しかしある時ふと稀に現れる。

見えなかったものが見える時、それが核心であればあるほど価値がありまた近づかざるおえない。

 

店側(フランチャイズ側)の方針なのか、えなりくんの意地悪なのか?今回は核心に近づくも空振りに終わった。

 

退店時にえなりくんが店の出入り口まで走ってきて満面の笑みを浮かべながら『ありがとうございましたまたのご来店お待ちしております』とニヤニヤしながら深々とお辞儀した。

 

私も般若のような笑みを浮かべながら右掌を挙げて頷きそれに応えた。

 

 

 

今週のお題「もらってうれしかったプレゼント」

今週のお題「もらってうれしかったプレゼント」

 

最近もらってうれしかったプレゼントは『ワイヤレスイアホン』です。

あれは『線』が無いので、呼びかけられた時に無視をされたと思われる可能性があるので、今まで避けておりました。

 

しかし機種によってなのか?使用中は本体のLEDが点滅して光り、イアホン使用中なのがわかりやすくなっています。

ですがやっぱりおじさんはどちらかと言うと、線があるタイプのイアホンの方が好きですね。

 

『なんで?』かって聞かれると、無くしにくいところ『ワイヤレスイアホン』は2つ一組なのにそれぞれが独立してます。これじゃあどっかいきそうじゃ無いですか?

次にかっこよさです。『ワイヤレスイヤホン』をしているのを周囲の人が気が付かないと、音楽などに没頭している本人が馬鹿みたいに見えることでしょう。

 

音漏れしないで首をカクカクと小刻みに動かしている人いるけど、サザエさんじゃないんだから音楽を聴いているなんてわからないのです。昭和の体育教諭なら『わかったふりすんな!』と言って『STO』くらわせるレベルでしょう。

 

一方で線ありイアホンなら周囲の人からも、音楽などを聴いていると一目で認識できるので私のような馬鹿面じゃない限り『馬鹿度』は抑えられる。そして線によってかっこよさもプラスとなるのです。

 

でも昔なら考えられなかった現代文明に触れられてやっぱりうれしかったですよ。

テレビのリモコンだって昔は線がありましたからね。

 

 

めからうろこ

 先日、ちょうど昼時の職業訓練校で若い女性の悲鳴が聞こえた。

『ふぇーんかわいそう』

窓の外には大きな蜘蛛の巣が出来ており、その巣には『蝶々』が引っかかりバタバタともがいていた。しかし抜け出せるわけもなく、そうこうしているうちに巣の主人である『蜘蛛』が戻って来ました。

 

『だれか!大変たべられちゃうよぉ』

 

その声を聞いてどこからか男らがやってきて、蜘蛛に制汗スプレーらしきものを噴射すると『蜘蛛』は怯み撤退した。

 

その隙に巣に絡まった『蝶々』を救出して、即座に野へ放たれた。

若い女性は『よかったねぇ』と笑顔を見せるとそれに連動して男衆もニンマリしていた。

 

 

しかし話はこれだけではない。むしろ狂っているのはここからである。

 

『わぁまたもどってきたぁよぉ~』

 

蜘蛛が半壊し獲物のいなくなった巣へ戻って来た。

すると男衆がほうきを持って来てフルスイング!半壊の巣とともに『蜘蛛』は建物の外壁にほうきと共に叩きつけられて、潰れて地面へと落ちた。

 

『どや?これで一件落着やろ?』と言うと『蜘蛛一匹如きでドヤるな』と続くとワハハハハヒハハハーと全員が大爆笑に包まれた。

 

 

『蜘蛛』は食糧である『蝶々』を食べる『捕食者』であり、『蝶々』は食べられる『被食者』

です。なので生きるために蜘蛛が蝶々を食べることは普通のことです。

これのどこがかわいそうなのでしょうか?(後述で矛盾しますが)

食糧奪われて、巣を壊されて自身も潰された蜘蛛は明らかにもっと悲惨でしょう。

 

これが例えば逆に蜘蛛が被食者側で、スズメかカラスが目の前で『蜘蛛』をパクっと食べてしまった場合にはどう反応したでしょう?

おそらくですが『すずめさんありがとう!』か『カラスさんえらい!』となると思います。

 

これ?勘のいい人なら気づいたでしょうが、今の現代社会の縮図そのものなんですね。

 

この場合の『蜘蛛』はいわゆる『弱者男性』とか『こどおじ』とか勝手にレッテルを貼られた人たちに該当するんじゃないでしょうか?『パーカーは着るな!』とか『ハーフパンツ履くな』とか『ボディバッグするな』とか、要するに『気持ち悪い』が蜘蛛と共通してるんです。

気持ち悪いものは不快なので絶対悪!何をしてもよし!の風潮が漂っています。

(職業訓練中で金も家族もない私も弱者男性にもちろん含む)

 

『蜘蛛が食べ物を剥奪された挙句に住居を壊されて潰されて死ぬ』のも『蝶々が食糧として捕食されて死ぬ』のも、どちらもかわいそうですが『蝶々』はかわいそうだけど仕方がないことなのです。(蜘蛛はかわいそうより悲惨と言った方が正しいかも)

 

けれども『見た目絶対至上主義ルッキズム』の現代において『弱者男性』『こどおじ』がかわいそうとなることは残念ながら今後もないと思います。

 

冒頭の若い女性がいなかったら、男衆は蝶々が蜘蛛に喰われようが蜘蛛がカラスやすずめに喰われようが、ほんとどうでもよいことだったのです。ただただ女性によい印象を持ってもらいたかったのです。そして女性が美しくなくて残念なご尊顔だった場合も『きゃーあくもがいるわー』と騒いでも『うるせーぞ●●●!』で終わりでしょう。

さらにこの女性は周囲にチー牛オタクくんしかいなかったら、蝶々がどうとかも騒がなかったはずです。そこそこの男が数名いたからこのような発言をした可能性も高いのでは?

 

 

『見た目絶対至上主義ルッキズム』が終焉するには、見た目が良ければそれを免罪符として何をしても許されると勘違いをした日本中の頭の悪い美男美女が周囲に迷惑をかけまくり、そして嫌われて薄々『顔いい奴はクソや』と言う認識が浸透し始めた時に、美男美女による凶悪犯罪が発生してあらゆる面接で『顔の良い』人が避けられるようになるレベルまでいかないと、『見た目絶対至上主義ルッキズム』は無くならないと思います。

 

 

 

これはあくまでも呆丈記あきれたものがたり~のブタヌキおじさん作者の感想と戯言です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週のお題「行ってよかった旅行先」

今週のお題「行ってよかった旅行先」

 

すごいタイミングで今回のお題が来ましたね。前回の記事はまさに『日本最北端』へ旅行したものでした。いつも呆丈記をご愛読の常連の方は何となく察しがついておられるかと思われます。

もちろん日本最北端の宗谷岬とノシャップ岬のある『稚内市』は素晴らしいところでした。

宗谷岬とノシャップ岬からはいずれも元日本の領土だった『樺太島(サハリン)』が見えます。

ノシャップ岬では太陽が地平線へ沈みあたりが暗くなりドラクエのように夜になる瞬間も体験できました。

 

しかーし、今回は前記事で取り上げたので除外いたします。

 

今回の私の行ってよかった旅行先は『地球岬』です。

 

『地球岬』は北海道室蘭市にある、太平洋に面した岬です。ノシャップ岬はロマンチックという名が相応しい岬ですが、『地球岬』は地球と名乗るくらい名前負けしないダイナミックな岬です。

私が見てきた北海道の岬で一番ダイナミックでパノラマビューと言う言葉がぴったりと当てはまります。

 

実は私はこの紹介した『地球岬』のある室蘭市に三十五年?くらい前に四年間住んでいたことがありましたが、その時にはこの岬の存在に気づかずに離れてしまいました。

製鐵のまち室蘭市は1970年代の最盛期に16万人を超えて、小さな札幌市のような状態だったそうです。2026年現在は半分以下の7万2千人ほどですが、人口密度は今だに札幌市に次いで北海道第二位の人口密度のようです。

 

この室蘭市の第二の故郷のような思い入れと魅力をぜひ堪能していただきたいと思い、行ってよかった旅行先に室蘭市の『地球岬』を推薦いたします。

 

 

 

 

 

 

 

道北見聞録 日本最北端の陽が沈む

2026年8月に20年ぶりとなる日本最北端への再訪問

 

母親が死んでから買い物と仕事以外は外に出ることがなくなった。そして5年ぶりに市外へと出たのが2024年であった。

 

これはひとりの中年おじさんが廃人から変人へと立ち直る物語でもある。

 

ちなみに2024年の第一弾で断念した旧築別炭鉱跡は今回は多少遠回りであったがしっかりと観てきました。

 

次回第五弾は道央の街『北見市』そして道東の街『根室市』を訪問予定!時間の都合上断念した無念を晴らしたいですね、

 

 

それでは2026年の夏の第四弾は日本最北端の『宗谷岬』を目指した結果は以下のとおりです。

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