呆丈記

呆れたものがたり

精神界王拳

 最近ものすごく『うつ』が進行している。

欲しいものを買って、食べたい物を食べて、行きたい所に行って、不自由ない生活をしていても抑えることが出来ない。

 

 たとえ一生涯せいかつに困らないお金があったとしても、そしてあかるい未来が保障されていようとも、もう治る事はない。(こどもの頃からうつ状態

 

 定期的に橋の欄干に供えられた花を見て、どんな心境でそこから飛び降りたのだろう?若い人か?病気か?借金?といろいろと考えて佇む。

 

欄干からはるか下の渓谷を覗き見ると、彼らがこの世で見た最後の景色が垣間見える。

 

 

この感覚を『恐怖』と捉えるか『希望の入り口』と感得するかは蝕まれ具合による。

 

 

 

いのちの強制終了は本人だけではなく周囲の人間にも多大な不具合を生じる。

 

 

それは情報処理中のパソコンの差し込みプラグを抜くようなもの。

 

人生は正規の手順を踏んで終了しなければならない。

 

 

 

 

自然と訪れるその日まで私は精神をつなぎ留めなければならない。