呆丈記

呆れたものがたり

天上天下唯我独・損 令和元年 7月第2週

 厄引き抽選会景品

 

一等賞『当て逃げ』

二等賞『体調不良』

三等賞『怪我』

四等賞『肉体疲労

五等賞『精神的苦痛』

 

残念賞『いつもの日常』

 

『お客さん、あんた運がいいよ。今日は抽選器の前を通ったら1回引けるんだよ。』

『1回と言わず何回でもいいよ。お客さんの残りの寿命日数分だけ引けるんでね。』

『そういやさっき、一等から五等まで全部出した人がいたんだよ。残念賞だけ出なかったけどね』

 

『阿呆丈記?だかっていうくだらないの書いてる作者っていってたなぁ』

 

 

 

 

令和元年 7月8日 月曜日

 

  『今日から皆さんと一緒に働く新しい仲間が入社しました。

みなさん仲良くしましょう。』

 

所長からそう紹介された40代半ばの女性は笑顔で頭を下げた。

 

しかしその20分後、私はその新人に怒鳴られた。

勤続10年、出来が悪いながら一心不乱に業務をこなしてきた中での衝撃的なひとコマが、この記念すべき令和元年7月8日となった。

 

いつものように朝の仕分けをしていた際に、出会い頭におどろいた瞬間ものすごい剣幕でこうどなった。

 

『邪魔だ!どけろ!』

 

私は瞳孔が開きっぱなしのまま、だらしなく口があけた。

 

その後もあいさつも返さないなど、無視されている。

 

何か前世の因縁でもあるのだろうか・・・・・

 

 

 

令和元年 7月9日 火曜日

 

配送トラック(2トン)が来たため台車を押して外まで出て行った。

運転手のおやじが間違えて荷台の一番奥に積んでしまったらしく、なにやらゴソゴソ探している。

 

私も荷台の上に登り、おやじが探す様子を見守った。

 

 

『あったよ~』おやじが荷物を見つけたので、安心して後ろ向きのまま荷台から降りたら置いていた台車が傾斜で動いていたらしく、その上に降り立ってしまい台車ごとひっくり返って、肘をトラックのステップに強打した。

 

 

 

 令和元年 7月10日 水曜日

前日の夜中より引き続きで、朝から腹の調子が悪い。

なにか軽い食中毒にでもなったかのような、治まりそうもない状態。

 

この状態が翌日の昼まで続いた。

 

薬はもちろん効かなかった。

 

 

 

 

令和元年 7月11日 木曜日

 

 近所のすーぱーで買い物を終えて車に戻ると右後ろのバンパーに黒い擦り傷がある。

来店時に自分の車の斜めうしろのおじいちゃんが、何回も切り返しても駐車がうまくいかず手こずっていた。

 

その車種は黒いホンダフィットだった。

 

塗装は剥がれホイールにまで少し傷が入っていた。

 

 

 

令和元年 7月12日 金曜日

 

 ホームセンターでユニット畳という、半畳のたたみ風の床パネルのようなものを3枚買った。

 

ところが車に入らない!

 

仕方なく20分ほどかけて家まで歩いたが、腕がだるくてたまらない。

 

こうしてキーボード打つのもちょっとつらい状態に・・・・・

 

 

 

まとめ

 

災いワイワイ歓びやってくる。牛丼屋のセットメニューのサラダは置いてきぼり。

伝票に載ってて、お盆トレーには乗ってなかった。

返金応じ了承するも牛丼屋までの道のりは遥か遠く険しく酷い・・・・・

 

 

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