呆丈記

呆れたものがたり

怒りやすい人はひつじのショーンを観よう

 ひつじのショーンをご存知でしょうか?

 ショーンと言うひつじとその仲間の羊たち、牧羊犬のビッツアー、牧場の経営者(名前が設定されていなく牧場主と表記される)の日常を描いたイギリスのクレイアニメーションです。

 

今回注目したいのは、牧場主のおやじです。

 

 ハゲめがねの牧場主は気が短く怒りやすい。自分でなにかやって失敗したりすると癇癪をおこして八つ当たりしたり、牧羊犬のビッツァーのせいにしたりするのです。

 

面倒なことや大変なしごとはビッツァーに丸投げする事が多いです。

そうじしたり(ビッツァーにやらせたり)している描写が度々あり、神経質な一面もありながら、部屋に瓶が転がっていたり、冷蔵庫の中の物が腐っていると言った矛盾しているところがあります。

 

おふろでアヒルのおもちゃで遊んだり、屁をしてひとりで笑ったりと結構バカな描写が多いです。

 

趣味が多彩で色々な事に挑戦しますがどれも飽きっぽくて長続きしません。

変な発明をしたり不器用ながらいい発想や行動力はありますが、継続力と努力が続かないため成功に結びつきません。

 

 ショーン(ひつじ)とピッツァーが、人間であるはずの牧場主のおやじを馬鹿にしたり、呆れかえったりと言った描写も見受けられます。(ショーンとピッツァーはトラクターや車も運転できるほど器用)

 

 

ひつじのショーンというクレイアニメを観ているうちに、牧場主のおやじが自分と何となく似ている事に気付いてしまったのです。このアニメは『怒りやすい中年のおっさんの特徴をよく捉えている』とおもいました 。

 

気が短い人は一度見てみてください。そして頭に来たときには自分と牧場主のおやじが重なり、どこか滑稽になりバカバカしくなります。