呆丈記

呆れたものがたり

今週のお題「わたし○○部でした」

今週のお題「わたし○○部でした」

 

 私は学校非公認のゲーム部でした。

 

授業が終わると帰り道にある『SATY』のゲームコーナーへ直行しておりました。

 

同級生がここでアルバイトしていたのもありましたが、自然と他校の生徒とゲームを通じて親睦を深め、いつしか部活動のようになり遠征などもしておりました。

 

 

その当時の部員と15年ほど前に同じ職場になりました。

 

彼もまた前職場だった札幌市で当時の部員と再会したようでした。

 

 

日本中に散らばった当時のゲーム部員に刻まれた思い出は四半世紀以上経った今でも色褪せません。

 

呆丈記小ネタ集 其之 四~キチ〇イ祭り

 異次元からの使者か? 彼らがもたらす非日常は狂気であり、また貴重な場面でもある。

 

我々の常識が通用しないその世界は、確かに存在している。

 

彼らの独りごとに耳を傾けてみれば、聞こえてくるもうひとりの声。

 

 

長い顔の男

 

 配送の仕事で古い長屋を訪れた。

屋根は赤錆が浮き、壁はひび割れて柱の木材が露出している。

 

便槽の近くで姉妹らしき幼いふたりの女児が遊んでいる。

 

便槽からは斜めに天へのびたファンが、色あせて『キュルキュル』と悲鳴のような音を上げて鳴いている。

 

便槽の真上、ちょうど大人の背丈のちょっと高い位置に30センチ四方くらいの小窓がある。

 

 

小窓が突然開いて、中から土気色の顔の長い男が二人の女児をニタニタと笑い見ている。

 

 

ピシャ――

 

 

小窓が閉まると姉妹は気分を害したのか、妹と思われる方に『公園に行って遊ぼう』と言って自転車を押して行ってしまった。

 

 

 私は荷物を持って便槽から2件となりの玄関に向かおうとした時だった・・・・

 

 

 

 

『パパですよ~ぱぱですよ~』

 

 

さっきの気持ち悪い男が窓を開けていきなり大声で叫んだ!

 

 

土気色の長い顔に伸びきって脂ぎった髪、カッと見開いた眼に鼻の下の口ひげ。

大きく口を開けて舌を上下に動かしている。

 

 

私は荷物を落としそうになりながらも黒眼を顔の中心に寄せて唇を真一文字に固く結び、顔全体で円を描き応戦した。

 

 

【必殺 カウンター歌舞伎】が効いたのか?男は窓を閉めて以降再び現れることは無かった。

 

 

 

 

帰りに公園前を通りかかると若い父親と思われる男性が、女児二人とブランコで遊んでいた。

 

 

 

 

おばあちゃんはチンピラ

 

 深夜の食料品スーパーにたまにいる【金髪リーゼント】のおばあちゃん。

 

昭和の不良が履いていたダボダボの『ボンタン』ズボンを履いて、セール品が売り切れた事にキレて店員に因縁を付けている。

 

 

『見せもんじゃねぇぞ!ゴルァ!!』

 

 

野次馬を威嚇するもフラフラしながら両手に袋一杯のラーメンを入れて団地の路地に消えた。

 

 

 

 

グルメ馬鹿

 

『ちょっと昼飯でも食べに行こうか?』そう言って出掛けた作者と相方は片道、二百キロ超えの峠を二つ跨いだ街をめざす。

 

二品目ずつ注文してタヌキの腹になったふたりは、そのまま観光して温泉に宿泊。

 

 

翌日はまた同じ店でタヌキになり帰ってくる。

 

 

一泊二日で十食くらい喰っている状態。

 

 

さあ出発進行!病気も進行!

 

 

 

 

精神阿修羅

 芸能人が事前の連絡や取材交渉なしで突然カメラと共に現れて、『今お邪魔していいですか?』って番組が嫌いだ。

 

カメラまわっている以上『だめです』と言うと視聴者まで敵に回しかねない。

 

 

なので『どうぞどうぞ』と快く迎え入れるしかない。

 

 

テレビ局側もそれを解っててやっていると思う。

 

芸能人だけに限らず『人』には表の顔と裏の顔と言った二面性がある人がほとんどである。

 

いつも『ニコニコ』優しい顔のはずのあの人も、カメラに写っていないところではただのクソ野郎でしかない可能性もある。

 

 

 

学生時代に学校祭に芸能人が来たことがあった。

 

 

その事前の打ち合わせの際に私はその芸能人とマネージャーに学校の敷地内でバッタリ会った。

その日の私は休講の土曜日だったにもかかわらず間違えて登校していた。

 

その芸能人とマネージャーは生徒用玄関から入ろうとしたが、当然開いていなくて途方に暮れていたところを職員用玄関まで案内した。

 

 テレビでは常に冗談を言ったり、笑わせようと悪乗りするような人物なのですが、真面目で自分がテレビであんなことをしていて不快ではないかと気にしている様子で、生徒たちに受け入れられるか不安だという話をしたのが印象に残った。

 

 

 

この人に会っていなかったら、私はいきなり訪ねてきた芸能人に『テレビから出てくんな!』と言って塩を撒いて追い返すべきだと勝手な幻想に生涯囚われていたであろう。

情報は知らないところで必ず漏れている。

 ちょっとまえに会社でマッチングアプリに登録した同僚が必要以上にみんなに勧めていた。

 

勝手にひとりでやればいいのにマッチングアプリの運営会社のまわし者レベルに、登録の仕方や個人情報の安全性の強調していたのである。

 

私からすれば赤信号を渡る同志を募っているのに過ぎない。

 

マッチングアプリなんて『顔』と『金』のある奴がやるものであり、半ば頭の腐った仲間のおっさんは何を思ったのか免許証の写真を送って登録してしまった後だった。

 

 

 

『みんな身分証明しあってるから安心だよ。』

 

 

 

だからあぶないんだよ!みんなで赤信号を渡っていても轢かれる時は轢かれるものです。

 

不思議なものでひとりが登録しだすと、堰を切ったように次々と登録しだす始末。

 

独身のおっさんはまだわからんでもないが、既婚者のおっさん、おばさんまで登録しだしたのである。

 

 

 

 

それからしばらくして個人情報流出のニュースがありました。

 

 

 

 

今週のお題「カバンの中身」

今週のお題「カバンの中身」

 

 私のカバンはビニール袋です。

 

『リポビタンD』のロゴが入ったビニール袋と、古新聞を入れる袋です。

 

これらは丈夫で破れにくい厚手のビニールを使用しております

 

これが私のカバンです。

 

 

 

中身はネタを書き込む『ネタ帳』と制汗スプレーと仕事の書類です。

 

 

ゴミと間違われて数回ゴミ箱へ捨てられた事があります。

 

 

 

今週のお題「マイルーティン」

今週のお題「マイルーティン」

 

 ルーティンになるのかどうかわかりませんが、車で走っていて【同じ車種】や【同型エンジン】の車とすれ違う時に、クラクションやパッシング、または『バイク乗りのように手を挙げる』などの何らかのアクションをします。

 

 

こちらが気づいていなくても向こう側がやってくるので、応答する形で何らかの行為をします。

 

 

年齢は関係なく、二十代の若者から中高年おじさんまで幅広いです。

 

稀に若い女性や高齢者マークの老夫婦な事もありました。

 

 

きっとこれが外国人でも同じことでしょう。

 

 

同じものが好き同士の絆が強いことが行動に表れた良い一例だと思います。

今週のお題「はてな手帳出し」

今週のお題はてな手帳出し

 

 はじめて手帳を手にしたのは二十代半ばでした。

 

当時の私は自分で言うのもなんですが、物覚えが良く、優秀でした。

 

物事を忘れないので手帳にメモする事など無かったのですが、新社会人のお手本となるように自分が新人時代に記した当時のメモなどを一例としておりました。

 

 

官公庁職員だったこともあり、紛失しても内容が把握できないように『暗号』で記入したりしていたりもしました。

 

 

 

パートのおっさんとなった現在は、手帳はくだらないネタを描きためるラクガキ帳と化しました。

 

 

暗号なんて使わなくても、字が汚くて読めないし、読めたとしても意味がわからないでしょう。

 

 

当時仕事を教えた若者たちは、私の事をエリートと思ったかも知れませんが、ジャンルは変わりましたが今では馬鹿のエリート街道を順調に突き進んでおります。