呆丈記

呆れたものがたり

呆丈記~呆れたものがたり 六周年記念

 『てぇへんだ~てぇへんだ~てぇへんだ~!』

 

『あっしは呆丈記を応援する日本唯一の田舎もん七兵衛ってもんよ』

 

 

 

『そこの旦那、お嬢さん聞いておくんだせぇ』

 

 

『呆丈記が6周年を迎えてしまいました。』

 

 

『あぁ・・・来ちゃいけねぇ一線をこえたような言い方になってもうたがよ』

 

『まぁ作者の仕事が忙しいってのも、底辺職で無能なだけなんだよな・・・』

 

『最近の記事は特におもしろくないし、そのうちよーよそ様の内容パクんじゃね―かってヒャヒヤしてんのな!』

 

 

『最近は0という数字にビビってんの?閲覧数0が続いてっから』

 

『ちゃんとしたもん書きゃーお客さまもそりゃーきますわ』

 

 

『ねぇそうでしょ?ちがいます?』

 

 

 

 

 

 

『あれ?あっしずっとひとりでしゃべっとったんか?』

 

 

 

就職氷河期世代の作者は時代の犠牲者、中年、独身、非正規パート』

 

 

『ん?旗が立ったで~』

 

 

 

 

『【しぼう】って書いてる、死亡?脂肪?志望?』

 

『ぜんぶか~』

 

 

 

呆丈記は【就職氷河期世代】【中年、独身、非正規パート】の味方です。

 

『頼りね~な~』

 

 

中年、非正規、独身、俺んとこに来い! 俺もそうだから心配するな~

 

 

『ただのやべ~おっさんやん』

 

 

 

 

6年間、無料でサービスを利用させていただいている『はてなブログ』様にすこしでも広告収入が入り、恩返しが出来るようにがんばります。

 

バスケがしたいです。

 never give up! 『諦めたらそこで試合終了ですよ。』

 

困難な問題や壁にぶつかったとき、それに逃げ出さずに立ち向かい何が何でも成し遂げようとする『心』

 

簡単に言うが、並大抵なことではない。

 

 

挑戦を続ければ成功の可能性は50%保証される。

 

やるか、やめるかの二択だ。

 

 

 

しかし努力が簡単に実を結ぶことはまず無い。

 

 

そして苦労と努力を重ねに重ねてもなお、うまくいかないのが普通なのだ。

 

天才は成功までの道のりを常に最短ルートで駆け抜ける、持って生まれた天性や頭脳でさらなる加速をする。

 

 

環境が悪いなら行動と言葉を駆使して変える、そして自身を見つめなおして心と身体が制御できた時、出来ない事が無くなるだろう。

 

 

 

今週のお題「キャンプ」

今週のお題「キャンプ」

 

 私が初めてキャンプをやったのは高校生の時だった。

 

しかし近くにキャンプ場なんてあるはずもなく、移動手段も自転車しか無い。

 

でもね、大自然はたくさんあった。というかそれしか無かったのです。

 

 

我々は友人の家から数十メートルの市民公園にテントを張りキャンプすることにしたのです。

 

 

正直高校生といえど頭の中は子供同然なものです。

 

 

テントの中に入っただけで大喜びしてしまい、あとは家にいる時とおんなじくゲームボーイや音楽を聞いたり、マンガを読んだりと意外とやることは無かった。

 

 

炭で火を起こすのができなくて断念し、友人宅のコンロで肉を焼く。

 

食べ物が『肉』しか用意しておらず、ジュースを買いに片道7~8キロ自転車で往復する頃には辺りはすっかり薄暗くなっていた。

 

 

 

テントに着くと知らないおっさん4人が、我々の荷物を片付けていた。

 

 

『駄目だよ!ここにテント張っちゃ~』

『通報があったんだよ!近所のお年寄りから』

 

 

どうやら市役所と警察に『勝手に公園でキャンプしている』と暇な老人から通報があったらしい。

 

 

テントなどの備品を借りた友人の家へ、せっせと片付ける警察官は高橋くんのお父さんだった。

 

 

通報を受けてきたら、まさかの自宅の目と鼻の先で自分の息子がキャンプをやっていたとは・・・・・

 

幸いにも『火』を扱っていなかったためお咎めなしで済んだが、このキャンプはノーカウントだろうから私はキャンプしたことにはならない。

 

 

正式にはキャンプしたことが無いでいいはずです。

麺嬢

 いつもよく行くラーメン屋のアルバイトの二十代の女の子が、街のデパートで私を見つけて追いかけたが見失ってしまった。と言う話を聞いた。

 

 

そもそも自分の親とそんなに変わらないくらいの年齢の小太り『おっさん』に何の用事があるかは大体察しがつく。

 

 

【宗教】か【金】で9割正解だろう・・・・・・・

 

 

若い時は騙されたような事もあったが、おっさんになってからは干乾びた魔女だと思うようになった。

 

たしかに、私も若い女性なら『女に縁のなさそうなオタク』くんみたいのを標的にするかも知れない。

 

 

 遠くから走ってきて『ワッ!』と言って背中を押す。青春の一コマでしかありえない場面を令和に体験する。

 

 

初老過ぎたおっさんを青春に引きずりこもうとする彼女のすべてが演技だとすれば、今までの犠牲者はいったいどんな末路を辿ったのだろうか・・・・・・

 仕事の配送中に泣いている女児を見つけた。

 

『てめぇふざけんなよ!』母親と思われる二十歳前後の真っ赤な髪の女性は、幼稚園ほどの女児を怒鳴り付けた後、アパートの中に入って行った。

 

 

状況から察するに、車のシートにジュースをこぼしてしまい怒られたようだった。

 

 

私はちょうど同じジュースを持っていたので、それを女児にあげた。

 

最初は驚いた表情をしていたが、『ありがとう』と言ってジュースを見つめていた。

 

 

 

 

 母親が雑巾を手に出てきて娘がもう1本ジュースを持っているのに気付くと、私を睨みつけて再びアパートに入っていった。

 

 

凄い勢いと共に扉が開き、体に刺青が入った黒いタンクトップのモヒカン男と共にアパートから出てくると、私の上げたジュースを奪い取り地面に激しく叩きつけた。

 

 

そして私の乗ってきた社名入りのバンを『ジロジロ』見てから、じぶんのくるまに乗りものすごい勢いで発進していった。

 

 

 

 

ある日のエピローグ

  だんだん動かなくなっていくからだ、痛みに物を言わせ歩くことを拒ませ筋力を失ったあし。

 

自分の意思に反して小刻みに動き続ける て。

 

 

幾重にも重なりぼやける視界。

 

 

今まで当たり前に出来ていたことがどんどん失われて行く。

 

 

気休めで残酷なエールを贈ることしかできない私は、確実にくる現実を受け入れ未来に臨む。

ながいいちにち

 休日は二百キロ以上離れた故郷まで墓参りに行ってきた。

 

道中は渋滞が続き、高速道路は事故やら故障車やらで通行止めになり全ての車は国道に集中していった。

 

 

 途中から渋滞は解消されたものの、約5時間半かけてたどりついた時にはすでに午後3時を回っていた。

 

 

 

 お墓は急な坂の上のお寺の裏に広がっている。お寺の敷地に車を止めて階段で昇る東のルートと、そのまま車で坂を上り墓地内に入る西ルートがある。

 

 

普段の墓参りは西のルートから行く。なぜならお参りする2基の墓石とも道沿いにあり、車が横付けできて準備に便利なのだ。

 

 

しかしお盆や彼岸はたくさんの墓参りの人がいて、迷惑にあたるために東側のルートで行くことにしている。

 

 

西側ルートの入口の木の下に、椅子に座って居眠りをしているじいさんがいた。

恐らく、ゴミの処理 兼 誘導約なのだろう。

 

 

階段を上っている途中に『線香』の匂いがだんだん濃くなってくる。

それと『仏花』の甘い香り。

 

 

階段を上り切った私は違和感に襲われた。

 

 

 

墓石には多くの花が飾られていれども、人が誰一人いない。

 

急に怖くなり階段を駆け下りて、車に飛び乗り近くの町営公園に向かった・・・

木の下にいたじいさんはいなくなっていた。

 

 

 公園には親子連れやお年寄りで賑わっていた。

フリスビーを追いかけてキャッチする犬をぼんやり眺めているうちに、気持ちが落ち着いてきた。

1時間も経過しただろうか?再び墓地に向かう決心が着いたのは・・・・

 

 

 

 再び寺に着くと今度は車を止める場所が無いほど混んでいた。

 

線香のにおいだけでは無く、あちこちから聞こえる読経を唱える声。

 

階段を上り切る前に何人ともすれ違う、墓地には大勢の人があふれていた。

 

 

さっきまでじいさんが座っていた木の下には、ゴミ用?の青い古びたドラム缶が置いてあった。