温和な物腰にえがおを絶やさない仏のような人も、大魔神の如く豹変し時には牙をむく。
親しき仲にも礼儀ありを忠実に守っていても、むしのいどころはわからぬものだ。
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今週のお題「卒業」
思えば私は今まで生きてきて、あまり卒業したことがないんですよ。
学校の卒業式に『ただ学校に足を運ぶ機会が少なくなるだけで、おまえは馬鹿なんだから勉強は卒業してないからな』と担任に言われ、近所のスーパーで会った際は必ず『勉強の方はどうなっている』と未だに聞かれます。
珠算塾の先生なんか職場まで来たぐらいです。卒業させられない程の問題があるのだと思われます。
月に一度以上は必ず図書館で数時間ほど勉強をしています。また週に一度は字を書く練習と暗算の練習もしています。死ぬまでに卒業できることを目標に少しでもまともな人を装う事が出来るようにとの思いです。
学生のころ、ゲームセンターの格闘ゲームで拳を交えたライバルたちは、全員卒業してゲーム自体しなくなった。みんな『もっと俺より強い奴に会いに行く』と言って帰ってこなかった。へたくそな自分だけが現役で残り、新規参入の初心者にぶちのめされている始末。
洗車場で出会った、走り屋、VIPカー、ドレスアップワゴンたちもみんな卒業した。
ドリフトかましてくれたシルビア君、フェンダーにタイヤ擦りまくってバーストしたセルシオ君、たばこ1本分の車高のエスティマ、アルファード兄弟、みんなどこへ行った?
こうして小さな街からわくわくする車と若者が絶滅した。代わりに高齢者マークのコンパクトエコカーが街のやんちゃの代名詞になった。
何事も卒業できず留年を続ける作者がブログを卒業するのは、サービスを提供してくださる運営元のはてなブログ様に広告収入で恩返しができたときかも知れませんね。
人生朝露の如し、浮世は夢であり。歳を重ねることもまたすばらしいことで【死】より幸福である。
生い立ちが不幸な者にとって『生きる』ということはあまりにつらくて厳しい。
常に不安に苛まれ、孤独に安堵する毎日。
誰かの笑顔がこころを蝕み、誰かのしあわせがこころを貫く・・・・
じぶんのせかいをつくりとじこもる。たまに出てきてまたもどる。
そうしてこの世に少しづつ慣れてきた。
【生きる】という漢字は色々な読み方がある。
【生】
【音読み】セイ・ショウ
【訓読み】いきる・うまれる・おう・はえる・き・なま・いのち・うぶ・なる・あい
・・・・
【生】という字には色々な選択肢がある。
【死】
【音読み】シ
【訓読み】しぬ
【死】死という字には、ほぼ選択の余地が無い。
人生100歳まで生きたとしても、仮に一日6時間睡眠だとしたら、実質75年間しか生きていなかったことになる。これに労働時間拘束分が差し引かれると、さらに少なくなる。
その少ない生きていた間が、つらかったり、苦しかったり、悲しかったり、したら損ではないか?
いくら金に恵まれようと、社会的地位を得ようと、最終的にはどれだけ楽しい時間を過ごせたかが、最終的の真の意味での『勝ち組』にあたるのではないだろうか?
そして『呆丈記』的には、楽しい時間を一切無視してどれだけ『つらい時間』『苦しい時間』『悲しい時間』をいかにして排除するかがそれに近づく鍵となると考えている。
家族とでもひとりでも、結局は『平穏』に勝るしあわせは無いのではなかろうか・・・・
毎日が素晴らしくありたいなんて『愚の骨頂』である。
『素晴らしさ』のありがたみを忘れたとき、災いが一気に押し寄せる。
よろこぶ厄病神、張りきる悪魔、そして笑う鬼。
降りかかる禍を話のネタにして、あなたに送る蜜の味。
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大量生産、大量消費、大量廃棄、時代背景に合わせて、その時々つねに需要と供給は変動する。
モノだけではない・・・人間も大量生産され、必要とされて企業に消費されていった。
そして不況が訪れれば、ゴミのように廃棄していった。
かつては『金のたまご』と称されて、高度経済成長期にひっぱりだこになり歓迎された中卒労働者も、現代では『ゴミ』扱いされている。
選べる立場になり中身を見ようともせずに、貼られたレッテルで即断する企業。
今では『ブラック企業』とされる会社も、昭和の時代は普通の会社でむしろ昭和の労働環境の方が闇が深い。
現代では『社畜』と罵り馬鹿にするも、昭和の時代は『企業戦士』や『モーレツ社員』などと称賛されたものである。
協調性ばかりを求められ、自己責任を押し付けられる。家族と言う人質がいる以上は従うしかないのだ。
先日飲食店の店先に、【クルー募集】という張り紙が貼ってあった。
狂う?募集?よく読むと内容は正社員募集のような内容が記されている。
来るぅ?安い賃金、狂う?飲食、サービス、介護、配送、いつから底辺職になってしまったんだろう・・・・
なぜ誰も働きたがらないのか?はさて置いての人手不足?安く働く奴隷の取り合いをしていた経営者たち・・・待遇を上げること無く海外からの働き手を当てにする始末。
乱立する飲食チェーン店、コンビニ、グループホーム、規制緩和の時代に何となく似ている。金魚ばかり増えてもえさの量は変わらない。
一匹当たりの喰い分が減りつづけるだけ・・・・
今のこの状況を改善する方法は・・・・・
YABAI、YASUI、YAMUのしごとが無くなればみらいはひらけるのではないかと思うこの頃。