呆丈記

呆れたものがたり

天上天下唯我独 損  年末年始編

 新年のはじまりは不幸にあり。

はじまり悪ければすべてダメと思いたくもなるような一年の出だし駄目だしの連続に心病む。

 

しかし所詮日時など人が創ったものに過ぎない・・・・

                               f:id:RICE9999:20171015132823j:plain

続きを読む

今週のお題「2019年の抱負」

今週のお題「2019年の抱負」

 

 2019年の抱負は写真を使った記事を積極的に取り入れることです。

文章だけの記事ではやはりおもしろくないようなので、他の人のように写真を交えての記事の方が良いのではないかと思うようになりました。

 

せっかくデジカメを買ったにもかかわらず、全く活用せずにむしろガラケーの写メばかり撮っています。

 

レイアウトもやはりおしゃれなトップページにしなければ、あたらしい読者層に受け入れてもらえないようなので大幅な変更が必要です。

 

 

 そして記事内容も訳の分らないものを排除し、あかるい日常の出来事だけに厳選して誰にでも受け入れられるような内容に変更しようと思います。

 

心機一転、新呆丈記として生まれ変わるのです。

 

 

 

 

と思いましたがやっぱり辞めます。今まで通りの呆丈記で続けます。

と言うことで2019年の抱負は、今までの読者を大事にしつつ去っていった読者を呼び戻すことです。

変に万人受けを狙わず、我が道をゆく独特な世界観の呆丈記を今後ともお楽しみください。

呆丈記~年末年始のお知らせ2018~2019

 

 拝啓 年の瀬も押し詰まり、ご多用中のことと存じます。今年一年も格別のご愛顧を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

今年は災害、地震と多発した一年でした。被害に遭われた方こころよりお見舞い申し上げます。

 さて、誠に勝手ながら【呆丈記 呆れたものがたり】は、作者が元旦まで仕事のため

下記のとおりとさせていただきます。

 皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

                                  敬 具

 

年内更新  平成30年12月22日か23日 年内最終更新

年始更新  平成31年 1月 2日か 3日 年始初更新予定

 

 

 

 

 

 

みんなの狂総曲

 ケン〇ッキーはおかねもちのたべもの。

 

クリスマスが今年もやってくる。

 

楽しそうな団らんの声の念仏。

 

眩い電飾に見える過去の走馬灯は地獄絵図。

 

聖夜の駅に放置された幼少期のトラウマは決して消えることのないタトゥーメモリー

 

クリスマスに轢かれた母親が見た赤い月。

 

十二月の暦から切り取られた【24】【25】の日付と付け加えられた【12月32日】【12月33日】

 

朝一で破り捨てられる新聞折り込みの玩具広告チラシ。

 

クリスマス会で叩き壊したハンドベル、窓から放り投げた鈴楽器。

 

お菓子の入った赤い長靴で滅多打ちにされた吹雪の夜。

 

 

 

 

 

いちねんで特別な日 クリスマス、たのしいク

 

 

 

 

 

 

伸びた麺

 それはいつもの立ち喰いそば屋でのことでした。

その日もいつものように店の『幟』を見て安堵した。店の硝子は曇り中の様子はわかりません。どのくらい先客がいるのか戸を開けるまではわからないのです。

 

『いらっしゃいませ~きょうはなんにします?』

カレーうどんおねがいします。』

注文をしている最中に70代とおもわしきおっちゃんが入ってきました。

 

 おっちゃんは私が『カレーうどん』を注文したのを聞いていたらしく、『わしも同じ』と言った。

 

 

すでに昼時を過ぎた店内には、いま来たおっちゃんと自分とすでに食べている『正チャン帽』のおやじの3人でした。

 

カレーうどんは3~4分程度で出来上がり、おっちゃんと同時におかみさんが持ってきた。

おっちゃんはうれしそうに訳のわからない独り言をつぶやくと気合を入れて箸を割った。

 

 

 半分くらい食べたころ、おっちゃんが突如噎せ出した。

私はティッシュを箱ごとおっちゃんに渡すと、おっちゃんは『うんうん』とうなづきながら受け取った。

しかし一向に咳き込みは収まらず、おっちゃんの顔はみるみる間に『だるまストーブ』のように真っ赤っかになっていきました。

 

店のおかみさんが『救急車呼ぼう』と言うと、おっちゃんは『うんうん』と真っ赤な顔でうなづきながら横になった。

 

 

 

数分後おっちゃんは救急車で搬送されていきましたが、喘息か何かの発作らしい・・・

 

静まり帰った店内で『正チャン帽』のおやじがこちらを見てニヤニヤしている。

おそらくおっちゃんが噎せたときに、なにかが私の器に入ったため箸をつけるか否かを楽しみに待っているのだろうなと察しました。

 

盆を持って返却口に置いてから給水機で水を汲み一気に飲み干した。

帰り際に返却口の前を通ると、カレーまみれの『入れ歯』がお盆の脇に置かれていました。

 

遠くで救急車のサイレンが鳴り響いていた。