呆丈記

呆れたものがたり

闘鬱日記

 母親が死去した2019年(令和元年)以来のうつ状態がひと月近く続いた。

 

今回は私は『もう駄目だ』と覚悟しながらも、何もかもの気力を奪う世界からの脱却を必死に模索したのである。

 

 

 うつ状態になったことがある人は心当たりがあると思われるが、まず【睡眠】が阻害されるといった症状が出た。

寝つきが悪く、寝たと思っても眠りが浅くそれと相まってトイレも近い為、実質的な睡眠時間が少ない。

 

そして次に仕事での【ミス】や【トラブル】が多発するようになって、当然人間関係も悪化していった。

 

 

そして、何をしても楽しくなくなり、何を食べてもおいしいとも思わなくなっていった。

 

集中力が無くなり、頭の回転が見る見るうちに鈍くなっていった。

 

気付けば・・・休日は次第に朝から晩まで一日中寝て過ごすようになっていた。

 

 

 

しかし呆丈記のことは常に頭にあったが、こうして執筆する気力さえも奪われた。

 

では、私がどうやって【うつ】の世界から抜け出してきたかと言うと、それは自分が【鬱気味】だと気づけたからに他ならない。

 

もちろん一番いいのは病院で心療内科を受診して薬をもらう事なのだが、どうやら自分には病院の診察は全くと言っていいほど効果が無い。

 

鍍金が剥がれた時の綺麗事は厳しい現実よりも悲惨である。

 

現実を直視して絶望できるならそれも本望だろう。