大切なものを失った時、心に大きな穴が空いてしまったような喪失感がある。
私の場合は穴と言うよりも『萎れた草花』のようで、さらにくたびれた空気の抜けた風船のような感覚に近い。
楽しいお祭りの後の虚しさは、日に日にくたびれていく風船で感情に追い打ちをかける。
今週の自分はまさにこんな感じであった。
どこへ行くのも一緒だった【呆丈記のネタ帳】を外出時に無くしてしまった。
2020年1月1日からほぼ毎日、その日の感情や思考など思いついた単語や文章を書き留めていた『相方』のような存在だった。
この【呆丈記】はそんな大切な相棒との二人三脚で執筆されてきた。
しかし今年で累計4冊目となった2020年の相棒は年の半分を過ぎた今月7月にどこかへ旅
立ってしまった。
呆丈記のくだらなさに嫌気がさしたのか?はてまた馬鹿な文章の垂れ流しの片棒を担ぐことに罪悪感を覚えたのか・・・・・・・
私と相方はどちらも単品では屑以下であり、ふたつ揃ってはじめて塵となれる。
拾得して内容を確認した人はさぞかし驚くだろう。
相方に見捨てられた私はただひとり、マク〇ナルドの紙ナプキンに本日の下書きを涙しながら書き記す。