呆丈記

呆れたものがたり

後天性あくまの生まれ方

 産まれたばかりの子供がよく真っ白なキャンバスに例えられるが、それは大きな間違いだろう。

 

産声を上げた小さな命は完璧なほどの【徳】を兼ね備えており、誰もが無意識に望む【解脱】した状態にある。

 

子供は成長する上で必要な『知識』や『経験』を得るために、それらと引き換えに完璧に積み上げられているものを少しづつ切り崩し失ってゆく。

 

 

失われた物を取り戻すことは残念ながら難しい。(修行僧はこのために鍛錬を積む)

 

 

 

これをどの段階で気付くかによって、その後の生き方が変わる。

 

いかにして失うものを少なくし、多くの知識や経験を得るか・・・・

 

 

そして人としての『心』までもを失った時、後天性悪魔は生まれるのです。