呆丈記

呆れたものがたり

不労所得と犯罪

 良い行いをすれば良い結果に結びつき、良くない行いをすれば良くない報いが禍となり返ってくる。

 

因果応報、自業自得という言葉で昔から広く一般的に知られてきた。

 

しかし現代社会ではあろうことか、この構図が崩れてこのままではいずれ逆になろうとしている。

 

 正しき行いをする者は損をして喰いものにされる、一方できまりを無視して人に迷惑、及び危害を加える者は不利益がそんなに無くむしろ得をする事もある。

 

これは呆丈記で度々語っては来たが、本質はもっと深い所にある。

 

 

 例えば私が犯罪を犯して逮捕されて裁判にかけられる。

裁判は有罪で控訴せず実刑が確定した場合に当然刑務所に収監される。

刑期を終えて出所したところで、前科者の何のスキルも無いおっさんが定職に就く事は難しい。

日雇労働者になるかブラック企業に使い捨て前提覚悟で雇ってもらうしかない。

 

 

これが大金持ちだと出所後のルートがちがう

 

たしかに出所後は手掛けていた事業や会社の評判が悪くなり倒産する可能性はある。

しかしたとえそれらが全てパーになったとしても、不労所得があれば就職に躍起になる必要もないし家族の生活の保障になる。(稼ぐATMだと前科者でも家族は出ていかないよ。)

 

 

不労所得があれば犯罪で逮捕されても、私のような貧乏人と違いなんとかなるのでは?

 

軽度の犯罪行為ぐらいなら気軽に犯してもなんとかなるし、気に入らない奴がいたら殺さない程度に痛めつけてスッキリ!なんて愚かな考えのお金持ちが世の中にいると思うとやはり引きこもりが賢い選択なのではないのかと思ってしまう。

 

 

生活に困らない額の不労所得がある人間は軽度の犯罪行為くらいなら気軽にやっても痛手が少ないと思ったきっかけは、かつて顧客だった医師がテレビで報道されるくらいの軽犯罪行為を行ったにもかかわらず不労所得で生活を繋ぎ、新天地で開業医として復活したことだった。

 

 

 

そして煽り運転を平気でやる人はそんな事情があるのかも知れない・・・

 

 

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