いつ、誰とどうやってここまで来たのか?
そして、この先どうなるのか?今の存在価値はあるのか?
砂漠のど真ん中に横たわる巨大なタンカーは、まるで私とそっくりだ。
この歳まで何をやってきたのか?この先どうなるのか?今の生き甲斐は何か?
どうしてここまでたどり着けたかは、薄々気づいている。
母駱駝のに背に乗り、母駱駝は砂漠の真ん中で力尽きた。
それ以来私はひとり当ての無い砂漠を彷徨っているが、今だに将来がどちらかがわからない。
かつては海だったころ巨大な船はやってきた。
何時しか水は退き、枯れ果てて船は残された。
イキハヨイヨイァエリハコワイ
答えは出ているが私はあえてもう少し彷徨うつもりである。