「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し」
しかし、生きるにおいて【苦】は少なければ少ないほど良いものである。
よって【若い時の苦労は買ってもせよ】は、売る側のセールストークであり
若い時の苦労は買ってでもせよとは、若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもするほうがよいということ。
若い頃の苦労は自分を鍛え、必ず成長に繋がる。苦労を経験せず楽に立ちまわれば、将来自分のためにはならないという意味。
このような意味は私自身は綺麗事だと思っている。
私が苦労の代わりに積極的に集めていたのは、『負』の情報である。
人が不幸になった話やその経緯、事故や事件の前触れや、後日談、その後の人生の経過など、耳を塞ぎたくなるような話を聞いて周った。
そうしているうちに、気づいてくるはずだ・・・・・・
自分に忍び寄ってくる小さな不幸の素のにおいが・・・・・
『このパターンはどこかで聞いたことがあるぞ』とか『この不注意が大事故の原因になったんだったな』とか、カビや菌のように突如発生する危険や不幸にかなり敏感になれるのだ。