呆丈記

呆れたものがたり

今週のお題「試験の思い出」

今週のお題「試験の思い出」

 

 私の試験の思い出は何と言っても公務員試験です。

 

就職内定が絶望だった就職氷河期の真っ只中、それでも周囲は徐々に大手企業や国家公務員などに内定が決まっていった。

 

 

『いいか、おまえは馬鹿なんだから勉強を一生し続けないと駄目だぞ!どんな分野でも10冊の専門書を10回ずつ読み込めば馬鹿でもその分野の専門家のふりを出来るくらいのある程度の知識が付くんだ。』

 

 

私は恩師の言葉を信じて一日たった一時間ずつ勉強の本を読んだ。

 

 

それはどっちの方角かわからない天竺を目指してひたすら砂漠を歩くことに等しい。

 

 

 

 

 

そして一日一時間の勉強が千五百時間に迫ろうかとの時に、ついに馬鹿は天の雲を掴んだ。

 

こうして天竺は私の前に現れた。

 

 

 

大事なのはもちろん結果だけど、同じくらい大事なのは努力することです。

 

 

資格や試験結果って努力の結果なわけであって、面接の際に【何ができるのか?】というより努力できる人かどうかの判断の基準として見られる事がほとんどです。

 

 

 

今は時給千円のパートのおっさんですが、あの時の全盛期の自分を超えるのが生涯の目標です。