悦に浸るドヤ顔どついてあっぱれかな
押し付けられるみやげばなしは、もはや押し売りと同じである。
残るのは嫌な虚無感のみ。
現在2週間の予定で知り合いが旅行に行ってましてね、それがまた困った人なんですよ。
何一つ形に残る物はくれないけどね、【虚無感】と【怒り】そして【無駄な時間】という素晴らしいおみやげを毎回持ってきてくれましてね。
まぁなんていうんでしょうね、【うぜえ】て言うらしいですね今は。
そんでもって私一人が聞かされるのなら『へーそりゃすごいや』を連呼していれば知らん間に終わっているのですが、他の犠牲者が毎回おります。
5分くらい自慢のみやげ話が経過するとね、私以外だんだん顔が凄い形相になってくるの、まぁ鬼とか般若みたくニタ~って笑ってんの。
しゃべっている方もそれに気づけばよいものの、完全に『悦』に入ってさらに加速、そして事故ですよ。
聞いているうちのひとりが『そんじゃあ忙しいからまた今度ね』って帰ろうとしますとね、悦に入っていた自慢野郎が『おっ!すまんすまん、気に障ったか?ご・め・ん・よ!』と嫌味ったらしく勝利宣言ですよ。
こんな低いマウントでも登頂に成功すればうれしいようですな。
自慢のみやげ話を聞かされる私の頭の中には、ドラえもんのスネオがみんなに自慢話をするときに流れるテーマがいつも脳内再生されます。
押し付けられるみやげばなしは、もはや押し売りと同じである。
残るのは嫌な虚無感のみ。