ぼくらの未来がやってくる!コンピュータが何でもやってくれるんだ!お掃除もしてくれる、会話もできる!そしてぼくたちの将来もうばってくれるんだ!
もう何もしなくていいんだ!考えなくていいんだ!あぁすばらしい、すばらしい!
あとはぼくらが、おんぶと抱っこでダメになるだけだね!
人工知能が仕事をうばう?ってのはちょっと違うと思うんですよ。いまのところ創られた人工知能が『ワタシハアイドルニナリタイワ』とか『セッシャハギンコウインニナリタイデゴザル』なんて思わないわけです。
やらせたいのは結局、人件費を削減したい企業の上層部の『ニンゲン』なわけです。
【人工知能やロボットに家事や仕事をしてもらおう】なんてのは昭和の科学図鑑本の
中の未来予想図に過ぎませんでした。当時の人は人工知能やロボットを奴隷のように働いてくれる機械としか捉えていなかったはずです。しかし今や自分の仕事を奪い生活を脅かすと不安の種が芽を出し花を咲かせようとしています。それとは別に一番期待していたチューブのなかを走る車や実現しなくてよかった全身タイツの普段着は幻想だったのかも知れません。
これからの時代は頭のいい優秀な人材が必要なくなっていくと思うのです。
それに代わり重要視されるのが【個性】【人間性】ではないでしょうか?
今までは頭がよく、ミスも少なく素早く迅速に仕事を処理する人材が、だいたい【優秀】というレッテルが貼られてきました。
多少人間性が欠如していて性格に難があったとしても、業績を出したり仕事が速いと大目に見られてきたはずです。
今後はその【優秀】とされてきた仕事の部分を人工知能が担うことになった場合、業務面での【優秀】のレッテルが無くなり人間性や個性のあるひとが【優秀】とされていくのではないかと考えたのです。
そしてそれらを判定するのもまた、人工知能なのかも知れません。
接客業をやっている人の話では、来店した客の顔つきだけでだいたいの人間性などがわかるようなのです。一日何百人と人間を見ているのですから自然と身についたのでしょう。顔認知機能なんかも人工知能の得意分野で、指名手配犯や犯罪歴のある人物を認識するといった防犯カメラなんかも空港に導入されてきていますね。
今後飲食店や遊技場をはじめとした店舗でクレーマーや万引き前科などの何らかのトラブルを起こしたことのある人物が、入店しようとしたら『オマエハキャクジャナイカエレ』と入店させないようにするシステムなんかを導入するかも知れませんね。