呆丈記

呆れたものがたり

暴走月光仮面

 正義の味方はみんなに好かれるもの?なはず。

時としてそれは違う事もある。

正義のあり方も人それぞれ。

間違いではないが正しいかと問われると疑問が残る。

 

 

先日買い物をしてきて車を家の前の道路に停車して荷物を降ろしていた。

トランクを開けて水の箱を玄関に持って行った際に、電話が鳴った。

 

~約5分後~

 

パトカーがやってきた。

私は電話を中断して表へとあわてて出た。

 

『何時間も路上駐車している車があって、通行の妨げになっていると通報がありました。』

 

しかしここは田舎の住宅街で駐車禁止でもなければ、車は1時間に1台通ればよい方で、しかも道幅はトレーラーがすれ違い出来るほど広い道路。

 

私の車はエンジンがかかっており、ハザードランプが点灯してトランクが開いたまま。

どう見ても荷物を降ろしている途中。

 

『てっきりダンプかトレーラーでも停まっているのかと思った。』と首をかしげて帰って行った。

 

私の近所ではこんな事が続いた。

 

 

ある日ごみステーションの周囲にごみが散乱していた。

誰かが明らかにばら撒いたようだった。

散らかっていたゴミは分別がされておらず、また個人を特定できるような内容のダイレクトメールも落ちていた。

 

分別しないのも悪いが、そのゴミをまき散らすのも悪い。それを正義と思って行っている者がいる。

 

免許証を返納したにもかかわらず無免許で運転していたお年寄りを通報して検挙されたことを、自分の功績であることを近所中自慢して歩くこれまたお年寄り。

 

こうなればどっちもどっちではなかろうか・・・・

 

 

鬼の首をとったようなおおげさな正義の誇張。それが自尊心、優越感をみたす生きがいならばこの国の終わりは近い気がする。