呆丈記

呆れたものがたり

今週のお題「卒業」

今週のお題「卒業」

 思えば私は今まで生きてきて、あまり卒業したことがないんですよ。

学校の卒業式に『ただ学校に足を運ぶ機会が少なくなるだけで、おまえは馬鹿なんだから勉強は卒業してないからな』と担任に言われ、近所のスーパーで会った際は必ず『勉強の方はどうなっている』と未だに聞かれます。

 

 

 珠算塾の先生なんか職場まで来たぐらいです。卒業させられない程の問題があるのだと思われます。

 

月に一度以上は必ず図書館で数時間ほど勉強をしています。また週に一度は字を書く練習と暗算の練習もしています。死ぬまでに卒業できることを目標に少しでもまともな人を装う事が出来るようにとの思いです。

 

 

 学生のころ、ゲームセンターの格闘ゲームで拳を交えたライバルたちは、全員卒業してゲーム自体しなくなった。みんな『もっと俺より強い奴に会いに行く』と言って帰ってこなかった。へたくそな自分だけが現役で残り、新規参入の初心者にぶちのめされている始末。

 

 

 洗車場で出会った、走り屋、VIPカー、ドレスアップワゴンたちもみんな卒業した。

 

ドリフトかましてくれたシルビア君、フェンダーにタイヤ擦りまくってバーストしたセルシオ君、たばこ1本分の車高のエスティマアルファード兄弟、みんなどこへ行った?

 こうして小さな街からわくわくする車と若者が絶滅した。代わりに高齢者マークのコンパクトエコカーが街のやんちゃの代名詞になった。

 

 

何事も卒業できず留年を続ける作者がブログを卒業するのは、サービスを提供してくださる運営元のはてなブログ様に広告収入で恩返しができたときかも知れませんね。