呆丈記

呆れたものがたり

3Y

  大量生産、大量消費、大量廃棄、時代背景に合わせて、その時々つねに需要と供給は変動する。

モノだけではない・・・人間も大量生産され、必要とされて企業に消費されていった。

そして不況が訪れれば、ゴミのように廃棄していった。

 

 

 かつては『金のたまご』と称されて、高度経済成長期にひっぱりだこになり歓迎された中卒労働者も、現代では『ゴミ』扱いされている。

 

選べる立場になり中身を見ようともせずに、貼られたレッテルで即断する企業。

 

 

 今では『ブラック企業』とされる会社も、昭和の時代は普通の会社でむしろ昭和の労働環境の方が闇が深い。

現代では『社畜』と罵り馬鹿にするも、昭和の時代は『企業戦士』や『モーレツ社員』などと称賛されたものである。

 

協調性ばかりを求められ、自己責任を押し付けられる。家族と言う人質がいる以上は従うしかないのだ。

 

 

 先日飲食店の店先に、【クルー募集】という張り紙が貼ってあった。

狂う?募集?よく読むと内容は正社員募集のような内容が記されている。

来るぅ?安い賃金、狂う?飲食、サービス、介護、配送、いつから底辺職になってしまったんだろう・・・・

 

なぜ誰も働きたがらないのか?はさて置いての人手不足?安く働く奴隷の取り合いをしていた経営者たち・・・待遇を上げること無く海外からの働き手を当てにする始末。

 

乱立する飲食チェーン店、コンビニ、グループホーム規制緩和の時代に何となく似ている。金魚ばかり増えてもえさの量は変わらない。

 

一匹当たりの喰い分が減りつづけるだけ・・・・

 

 

今のこの状況を改善する方法は・・・・・

  1. 外国人労働者の人たちが余りにもひどい労働待遇にキレて日本で暴徒化する。
  2. 戦争、震災などで全て壊滅する。
  3. 御国が強制介入し従わない経営者を容赦なく斬り捨てる。

 

 

 YABAI、YASUI、YAMUのしごとが無くなればみらいはひらけるのではないかと思うこの頃。