呆丈記

呆れたものがたり

愛ある鉄拳制裁

 強制的に就寝させられたあの頃、テレビ番組視聴を嘆願し歯磨きを済ませパジャマを着てテレビの前へ・・・

 

番組終了と同時にテレビは消され『寝ろ!』の怒号!あの時代のこどもは夜遅くまで起きていることが決して許されなかったのだ。

 今はちょっとした地方の田舎でもコンビニが普及し24時間の食料品スーパーなどが進出し、夜でも買い物ができるようになった。

24時間の食料品店に小さな子どもを連れた親が、深夜に買い物をしているのをよく見かける。最近では特に珍しい光景でもなくなったのではないでしょうか?

 

 

 硝子はちょっとした小さなキズから砕け散ります。くるまのフロントガラスの小さなひび割れから粉々に砕け散ったことがあります。小さな『まあいいか』は取り返しのつかないことの始まりでもあります。

窓が割られて荒れた空家、長期間放置されている廃ビル、高速道路高架下のスプレーの落書きと破壊された高級車。いかにも暴走族やギャング団が好みそうな場所も、きちんと管理されていれば溜まり場になることをいくらか防げます。

わざわざ公民館の会議室を金まで払って申請して借りてミーティングを開く暴走族やギャング団はいません。(いるかも)

話がそれましたが小さな錆を放置すればやがて身から出るようになります。何事も取り返しがつかなくなる前に対処するにこしたことはありません。これはしつけにも当てはまることですね。

 

 

 『今はまだ小さいから仕方ない』では済まされなかったあの頃・・・人様に失礼があれば公共の場でも容赦なく殴られた。それが決して良いこととは言えないが、時には必要なことでもある。何かにつけて【虐待】という言葉が先行する現代にはその曖昧な線引きができる【親】は残念ながら少ない。

 

 

『こどものやったことなんだから仕方ないでしょう?』と開き直るのも虐待で命を奪うのも、こうして育った大人になり切れていない『大きなこども』が大半です。

彼らは一生気づくことはないでしょう、自分の奪った小さな命の方が精神的にはずっと大人であったことに・・・・