呆丈記

呆れたものがたり

もっとひかりを・・・

 

 【おぼれる者はわらをもつかむ】ということばから、窮地に陥った際は冷静な判断ができないと誰もが分かっているはず、しかしいざその状況に遭遇すると自分を客観的な立場から観ることができなくなり、根拠のない確信を元に自ら誤った判断を見つけ安堵する。

ようやく見つけた板っ切れにしがみ付いて流され、飛び移った岩場の中州はワニたちの背中の上・・・放した板っ切れが小さくなり消えてゆく・・・

 

 

 

 苦労の果てに見えてきた山頂、けれども登れど登れどまだたどり着かず、ちから尽きるは山の中腹・・・吹雪の中の幻覚にだまされてはいけない。

限界がおとずれてから、はじめてはじまるスタートに絶望するようならば幻想の頂で満足しなければならない。

 

 

 

 努力の末やどん底でみえる【希望のひかり】は、わずかなら見ない方がいい。

たどり着いたり、手にしたり出来る者はほんのごくわずかであり、しかもその者の手の届く範囲にあったに過ぎない。

 

針の先のような【希望のひかり】を暗闇からの出口や夜空の星と捉えている時点で、自らの視野を狭めて見えるはずのほかの可能性を無くしている。

 

カーナビのルート案内のように、さまざまな方法であらゆる道で目的地をめざせば

日の出のような【希望のひかり】があなたとまわりを照らし暗闇は無くなるでしょう。

 

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