呆丈記

呆れたものがたり

平成29年度 忘年会

  昨日11月25日は、会社の忘年会でした。しかし参加者は5割弱と過去最低のものになりました。【おしゃれな居酒屋で豪華景品の多数当たるビンゴ大会】と定番でなんの捻りもない宴会でしたが、会費が2000円で労働組合からの1000円の補助が出たので、実質負担1000円で参加できました。

 

  魅力的にもかかわらず不参加者は『お金をくれると言っても行きたくない』と口々に言う背景には、日頃からの会社の処遇や人間関係が災いしていることは、他の会社にも共通する事ではないのでしょうか?

『あの人が来るならあたしは行かない!』『誰々来るの?』と散々、張り出された出欠確認表の前でのゴタゴタから、波乱の宴ははじまっていたのです。

 

 

 開始午後7時、2時間飲み放題!のフレーズは、お酒の飲まない私の心には響きませんでした。店内はすでに他の宴会客の熱気で最高潮に達していました。

仕事の都合で10分遅れで到着した私は、店員の案内誘導の間、『来たくなかったな~』と心底苦しくなった。

『こちらになります。』店員さんの案内してくれた【のれん】の先からは、楽しそうな空気は感じることはできなかった。そもそも店内の賑やかな喧騒とは裏腹に静まり返っていた。のれんの向こう側だけ、【お通夜】が執り行われているのではないかとさえ思える不気味さを放つ一画だった。

 

 

 

 『遅くなりすみません。』のれんをくぐると、案の定、お通夜状態。鬼の形相をした所長だけが独り立っていた。彼は乾杯前の説教で酒を不味くする魔法が使えるのだ。

『空いてる席に座れ』と比較的やわらかく言われたのは、日中私が休日出勤で昼に会っていたからではないかと、勝手に勘ぐってしまった。

『米が到着したので乾杯する!』『カンパーイ』同僚の前にある、泡の無くなった水滴だらだらのビールグラスから、10分以上前から亡くなる泡のお通夜が行われていたことがうかがい知れる。

 

 

 

 開始1時間後、ビンゴ大会が行われたが私は【バリスタ】と言うコーヒーの機械をもらった。だが、他の人が貰っていたカップラーメンの箱やポテトチップスの箱の方が魅力的に見えた。その後は会社一の美人が胸を強調するような服を着てきたので、おっちゃんが後を付いて行ったり、ビンゴで当たった景品の中に大人のおもちゃが、入っていて大笑いしたりと平穏な時間が過ぎて行った。

このままお開きになるとだれもが思っていた。

 

 

 

 終了30分前にグラスの割れる音と共に、楽しい宴はそこで終焉した。

『Eさんがぶっ倒れたぞー』40代女性のEさんがぶっ倒れたのだ。

Eさんがぶっ倒れたのは、実にこれで3度目である、直前まで何ともなかったしそんなに飲んではいないはずと、隣の席の人は証言するものの日本酒17杯とビール?杯、焼酎8杯あと不明とのこと。

Eさんは迎えが来て、御神輿のように担がれて店を後にした。他の来店客も御神輿を見るために個室からたくさん出てきた。美人の胸を見たくてくっ付いていたおっちゃんも、だらしなく脚を広げて見えるEさん下着には、さすがに興奮できなかった様子でただただ、『おっかねーや』とオロオロしているばかりだった。

 

 

 

ぶち壊された宴に憤慨する者も少なくなく、最悪のお開きになった。

散々迷惑をかけた挙句に脚もお開きになったEさんへの非難の声は、週明けまで続く模様で、今後の人間関係に影響しないか今から心配であります。